イチゴを育て始めたきっかけは?
苺が嫌い!という人はいない
実は弊社では、最初からイチゴを栽培していたわけではなく、建設業界からの新規参入で農業を始めたんです。
なので農業についての知識や経験はほぼなく、ノウハウもゼロ、そこで日本全国のハウス栽培の作物を見て回ることにしました。幸運にも広島県など地元自治体から補助をいただきましたので、各地を回るなどの活動ができましたし、思い切って新ビジネスを始めることができたのです。
次に、「何を育てるのか?」ですが、さまざまに考えて、
「イチゴを嫌いという人はいままでいなかったな」
「小さいお子さんからご年配の方まで広く愛される果物かも」
ということが頭をよぎり、しかも当時、広島県で希少価値もあった「苺」の栽培をすることに至りました。
イチゴも人と同じです・・
まず苗作りですが、夏に苗を作り始めるものの太陽が燦々と降り注ぐ沖美町では暑すぎて、苗栽培が難しいのです。それで当初は、広島県北にあります庄原市東城町のハウスで苗をまず作って、途中で沖美町に運んでいました。
でも人と同じで、成長過程で環境が変えますと、苺にもストレスがかかるんですね。
やっぱり、苗から沖美町で育てなければ!!
そういうことで、試行錯誤しながらも現在は、沖美町で苗から丁寧に作っています。
現在の栽培環境は?
沖美町の大型のハウスで、できるだけ高くした天井に電灯を設置し、可能な限り自然な環境に近づけるように心がけております。
さらに江田島の恵みとでもいいましょうか、瀬戸内海の温暖な気候のおかげで、光・温度管理の負荷がとっても低く、栽培する側も大変助かっています。
無事に育っているか?何か問題が起きないか?などいつも心配しながら、暑い夏や寒い冬などずっと見ていると、イチゴをはじめとした農産物を丁寧に育てることの大切さが、今でははっきりとわかりました。
毎年春、3月から5月にはイチゴ狩りを沖美町で楽しめますので、心をこめて育てた「子供たち」を是非見に来ていただければ、と思っております。